少数意見をあえて口にする人はよく、「正義漢ぶっている」とからかわれたり、「偽善者」と嫌われたりします。そういう批判が当たっている場合もあります。でも、少数意見だからといって、すべてが偽善と決めつけるのも、おかしなことです。
秋元康さんが作詞する48グループの歌の多くは、
恋愛にまつわるものですが、ときにそうでない歌があり、
その中にまたすぐれた作品が少なくありません。「キレイゴト」
と笑われようと、他人とは違う意見を言う勇気の大切さを歌うこの歌は、
そうしたすばらしい作品の一つです。
いわゆるメッセージソングですが、
ただ理屈だけを述べた無味乾燥な歌ではもちろんなく、
冒頭で歌われる、
風渡る草原のイメージが鮮やかな印象を残します。このイメージは同時に、
最初は一人だけの意見でも、
それが正しければ多くの人が後に続き、道を作っていくという意味が込められているのでしょう。
シングルCDの収録曲のひとつですが、
ミュージックビデオのない、一番格下の扱いでした。
歌ったのはいわば選ばれなかったメンバーたち。
はるたんもその一人です。
ところが48グループの全楽曲からファン投票で人気曲を選ぶ20
14年リクエストアワーで、みごと
8位になりました。歌唱メンバーのファンのがんばりもあったでしょうが、歌に魅力がなければ、これほど多くの支持は集めなかったでしょう。
これからも人に勇気を与えるこの曲が、歌い続けられてほしいものです。
「キレイゴトでもいいじゃないか?」
作詞:秋元康
作曲:章夫
編曲:佐々木裕
CD:スキ!スキ!スキップ!(劇場盤)
#上野遥 #上昇気流 #HKT48
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