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2016/05/02

【はるたんで名曲】キャンディー


最初ぼんやり聴いていると、おしゃれなだけの歌かと思います。キャンディーだとか、50ccバイクだとか、i-Podだとか、雑誌だとか、若い女性に人気のありそうな小道具が、軽やかなメロディーに乗ってぞろぞろ出てきて、「こりゃ男には全然縁のない歌かな。こんなファッション雑誌みたいな歌もあるんだな」などと勘違いしそうになります。

ところが、曲も終わり近くなったところで、急に寂しげな調に転じ、思いもよらない歌詞が歌われます。「涙がこぼれてしまう時は……」。そこで気づくのです。これは無邪気な喜びの歌などではなく、悲しみを乗り越えようとする歌であることを。子どもっぽいキャンディーは、悲しみに対処するけなげな工夫です。うららかな陽射しは、やがて暗い雲にさえぎられてしまうかもしれません。

クラシック音楽が好きな人は、モーツァルトの音楽について「涙を浮かべた微笑み」という表現が使われるのを知っているでしょう。「キャンディー」は、まさしくそのような曲です。48グループの歌のごく一部しかまだ聴いたことはありませんが、この歌はきっと最もすばらしいものの一つだと思います。

はるたんはチームKIV公演に助っ人で出演した際、表情の変化をしっかり表現しました。新劇場では演目交代でチームHの公演になるので、名曲にさらに磨きをかけてほしいと思います。

「キャンディー」
作詞:秋元康
作曲:川崎里実
編曲:野中"まさ"雄一
公演:シアターの女神

#上野遥 #はるたん総選挙 #HKT48

2016/03/20

【はるたんで名曲】キレイゴトでもいいじゃないか?


少数意見をあえて口にする人はよく、「正義漢ぶっている」とからかわれたり、「偽善者」と嫌われたりします。そういう批判が当たっている場合もあります。でも、少数意見だからといって、すべてが偽善と決めつけるのも、おかしなことです。

秋元康さんが作詞する48グループの歌の多くは、恋愛にまつわるものですが、ときにそうでない歌があり、その中にまたすぐれた作品が少なくありません。「キレイゴト」と笑われようと、他人とは違う意見を言う勇気の大切さを歌うこの歌は、そうしたすばらしい作品の一つです。

いわゆるメッセージソングですが、ただ理屈だけを述べた無味乾燥な歌ではもちろんなく、冒頭で歌われる、風渡る草原のイメージが鮮やかな印象を残します。このイメージは同時に、最初は一人だけの意見でも、それが正しければ多くの人が後に続き、道を作っていくという意味が込められているのでしょう。

シングルCDの収録曲のひとつですが、ミュージックビデオのない、一番格下の扱いでした。歌ったのはいわば選ばれなかったメンバーたち。はるたんもその一人です。ところが48グループの全楽曲からファン投票で人気曲を選ぶ2014年リクエストアワーで、みごと8位になりました。歌唱メンバーのファンのがんばりもあったでしょうが、歌に魅力がなければ、これほど多くの支持は集めなかったでしょう。

これからも人に勇気を与えるこの曲が、歌い続けられてほしいものです。

「キレイゴトでもいいじゃないか?」
作詞:秋元康
作曲:章夫
編曲:佐々木裕
CD:スキ!スキ!スキップ!(劇場盤)
#上野遥 #上昇気流 #HKT48

2016/03/19

【はるたんで名曲】Blue rose


青い薔薇(blue rose)は、自然には存在しません。だから古来、「不可能」という花言葉があてられてきました。最近遺伝子技術で可能になったことから、「奇跡」「神の祝福」があてられることもあるそうです。

この歌が描くのは、行きずりの恋です。ふとしたきっかけでともに過ごした一夜。ところがそんなつもりはなかったのに、名前も覚えていない相手と強く惹かれ合ってしまいます。まるで奇跡のように。

奇跡は神の祝福とは限らず、人を苦しめることもあります。何かの事情でこれ以上深い関係になれない「私」は、相手をこう突き放そうとします。あれはありえないこと。二度と繰り返せない。だからもう忘れてほしい……

激しい音楽、ステージの闇と閃光、肌の露出した黒い衣装などが鮮烈な印象を残す曲です。はるたんは歌詞の意味を読み込み、ときにアイドルらしからぬほど苦悩の表情をあらわにします。しかし私は、そんな過剰なところも含めて、彼女のパフォーマンスに魅了されます。

「Blue rose」
作詞:秋元康
作曲:上田晃司
編曲:大内哲也
公演:青春ガールズ
#上野遥 #上昇気流 #HKT48

2016/03/18

【はるたんで名曲】春が来るまで

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季節は冬。とはいっても、どんよりした曇り空ではなく、青空の広がったさわやかな朝です。道には、夜の間に降った雪が白く積もっています。雪に反射する朝日で、街がきらきら光って見えます。

「私」は通学路できれいな景色に心を弾ませながら、ふと他のことを考えます。この雪のように降り積もった私のせつない思いに、あの人が気づいてくれればいいのに。春になったら、もう同じ学校にはいられないかもしれない。せめて春がやって来るまで、片思いのままでいいから、あの人を思う幸せが壊れないでほしい……

愁いを帯びたハーモニカが印象的。恋の喜びと不安がないまぜになった微妙な感情を歌う、味わい深い曲です。同時に、歌唱力と表現力が求められる、むずかしい曲だと思います。激しいダンス曲の得意なはるたんにとって、あまり経験のない曲種ですが、ボイストレーニングの効果もあってか、美しく歌い上げています。新境地を開いたといっていいでしょう。

2人で歌うユニット曲。ぬくもりのある声のはるたんに対し、コンビを組む相手は涼やかな声のメンバーが多いようです。冬から春への移り変わりを歌うこの曲にふさわしい、心地よいハーモニーです。

「春が来るまで」
作詞:秋元康
作曲:井上ヨシマサ
編曲:井上ヨシマサ
公演:ただいま恋愛中
#上野遥 #上昇気流 #HKT48

2016/03/17

【はるたんで名曲】マンモス


私がはるたんを知ったきっかけは、2013年3月にDMMで配信が始まった「博多レジェンド公演」です。テレビのバラエティ番組「HaKaTa百貨店」でHKT48が好きになり、とくにはるっぴこと兒玉遥さんのファンになった(今でもファンです)私は、この配信で初めて48グループの劇場公演というものを観るようになったのです。

何回目かに観たときのことです。「あれ、はるっぴがいない?」。代わりにピンク柄の衣裳を着てセンターで踊っていたのは、テレビで見たことのない、小さな女の子でした。

ああ、これがアンダー(代役)というやつか。なんていうメンバーなんだろう。元気だけど、先輩たちに囲まれて、小さな子どもがぴょんぴょん跳ねてる感じ……。ダンスのことなどよくわからない素人ながら、そんな第一印象でした。

あれから3年。あどけなさを残していたはるたんも高校生になり、すっかり大人らしいパフォーマンスを見せるようになりました。その代表が、この「マンモス」です。

間奏で激しい音楽に合わせ、他のメンバーたちを従えて単独センターで踊るのですが、閃光に八頭身の姿が浮かび上がり、カッコいいことこのうえありません。ダンスのよさはもちろん、楽曲にふさわしい野性味あふれる眼光。身長が伸び、狩人のような衣裳もよく似合います。

そういえば、やはりセンターを務める映画主題歌「Chain of love」を東京・代々木体育館で初披露したときも、はるたんのスタイルのよさが注目されていました(写真下)


移転前の劇場でおそらく最後の「最終ベルが鳴る」公演となった本日(2016年3月17日)、センターとして有終の美を飾りました。心身ともに成長し、センターポジションでの輝きに磨きがかかってきたはるたん。これからいよいよ本領発揮のときです。

「マンモス」
作詞:秋元康
作曲:井上ヨシマサ
編曲:井上ヨシマサ
公演:最終ベルが鳴る
#上野遥 #上昇気流 #HKT48